風 「風〜ファーストアルバム」 〜山下達郎・コーラスワーク〜

SIDE A
1.ダンシングドール
2.海岸通
3.なんとなく
4.星空
5.でい どりーむ
6.ロンリネス
SIDE B
1.あいつ
2.桜の道
3.東京1975
4.はずれくじ
5.男は明日はくためだけの靴を磨く
6.お前だけが
1975年にリリースされた風のファーストアルバムです。
山下達郎は「でいどりーむ」と「ロンリネス」の2曲でコーラスアレンジを手がけ、大貫、村松のシュガー・ベイブ
のメンバーと吉田美奈子とともにコーラス参加しています。レコーディングメンバーは林立夫(Dr)後藤次利(EB)
、松任谷正隆(Key)、伊藤銀次(EG)浜口茂外也(Per)となっています。
軽快でポップな印象の「でいどりーむ」では間奏で達郎のソロファルセットが色を添えます。スローなバラード曲の
「ロンリネス」でも雰囲気のいいコーラスが流れます。二曲ともアレンジは松任谷正隆ですね。
風は元かぐや姫の正やんこと伊勢正三と吉田拓郎に見出され、吉田拓郎の楽曲である「地下鉄にのって」(72年)の
ヒットで知られる、猫に在籍していた大久保一久とのデュオグループです。風といえば、75年のファーストシングル
「22才の別れ」が爆発的なヒット、出世作となりましたが、このアルバムにはなぜか収録されておりません。秀作で
ある「海岸通り」(イルカのカバーでもヒット)を聴くと、かぐや姫のニュアンスからは遠く離れて、正やんの本来持
っていたその後のシティポップスに通じる感覚を早くも開花させたといってもいい楽曲となっています。フォークミュ
ージックを基盤にややポップなニュアンスを含ませた正やんのセンスが感じ取れるいいアルバムに仕上がっていますね。
かぐや姫が在籍していたPANAMレーベルからの作品で、PANAMレーベルは日本クラウン(演歌系レーベル)から
70年に発足したJPOPレーベルです。このレーベルにはティンパンアレイや大貫妙子やムーンライダースも在籍して
いたことからも窺える通り、伝説のJPOP作品を数多く生み出したレーベルでもあるのです。
« ジャパニーズ・ポップスの検証 23 〜岡林信康と高田渡の登場〜 | メーカー不詳のフライトジャケット風アウター »
コメント
| h o m e |



